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日本酒と女性:女性らしくではなく、自分らしく。業界で働く女性5名が赤裸々トーク!

SAKE Streetの日本酒と女性特集第2弾。

第1弾では酒蔵で働いたことがある人たちを対象とした製造目線のアンケートでしたが、今回は飲食店、酒販店、インフルエンサーなどその他の分野で日本酒と関わる女性5名をお招きし、匿名で座談会をおこないました。

私自身はこの仕事をやっていてマウントやセクハラをほとんど受けたことがないのですが、みなさん何かしらの被害に遭っており、問題の根深さを感じました。

SNSでも反応が多く、「言いたいけど言えなかったこと」を発言するきっかけになれたかな、と思っています。

創業当初から続く伝統の「山廃仕込み」—「IWC 2024」のチャンピオン・サケに輝いた淡路島の地酒「都美人」

SAKE部門のある世界的ワインコンテスト・International Wine Challenge。この受賞酒が飲めるプレミアム日本酒試飲会を主催する野村不動産のスポンサー記事です。

今年のチャンピオン・サケを受賞した兵庫県淡路島・都美人酒造さんをインタビューしました。都美人さんは昨季まで杜氏を務めていた山内さんのイメージが強かったため、杜氏が変わって1回目の受賞ということでとても驚きました。

現在の杜氏・家さんは今年お正月に震災の被害を受けた能登の出身で、地震が起きたときは蔵にいて、能登の家族から被害について電話で聞いたのだそうです。幸い家族はご無事で、奥様と一緒に受賞式へ参加したとのことですが、ブラインドで選ばれたお酒にタイムリーなストーリーがあることに驚かされました。

日本酒と女性:多様な働き手を受け入れるために、酒蔵の現場が乗り越えるべき課題とは?

ついにこのテーマをやりました。いやあ難しくて時間がかかりました。でも苦労しただけに長く読まれるような記事ができたのではないかと自負しております。

特に、「女性が蔵元(代表)・杜氏を務める酒蔵」のリストは今後、日本酒業界や製造業界、伝統産業における女性研究をする中で大きな役割を果たすのではないかと思います。お役所や酒造組合にやってほしかったですね。これについては、特に長野県・湯川酒造店の蔵元・湯川尚子さんがいなければできませんでした。心より感謝です。十六代九郎右衛門はマジでいいぞ!

Aim to Make Sake Beloved by the LA People – Sawtelle Sake, Los Angeles

Interview with Sawtelle Sake, which was born in Los Angeles in 2019, was published simultaneously in Japanese and English.

The duo, Troy and Maxwell, have been brewing in rented space at a distillery in Ventura, but will open their own brewery in the city this summer.

Whether because of California-grown Yamadanishiki or their passion for sake, the quality of their products is very high. Looking forward to seeing how the Los Angeles scene will change in the near future.

5年越しで街中に酒蔵を建設。LAの人々に愛されるSAKEを目指して – ロサンゼルス(アメリカ)・Sawtelle Sake

ロサンゼルスに2019年に誕生し、ベンチュラの蒸溜所の一部を借りてSAKEを醸造していたSawtelle Sake。以前訪問したときは、ロサンゼルスにテイスティングルームを開くという話だったのですが、なんとようやく市内に醸造所を建設できることになったということで、詳しいお話を聞いてきました。

Sawtelle Sake、全量山田錦(カリフォルニア産)だからか、トロイとマクスウェルの二人が生粋の酒マニアだからかわかりませんが、お酒が本当に美味しいです。サンフランシスコのSequoia Sakeとは違ったアメリカらしいポップさもありつつ、日本酒へのリスペクトを感じます。

醸造所はうまく行けば夏にオープンするよう! ロサンゼルスのSAKEシーンがどう変わるか、今から楽しみです。

『dancyu』編集部突撃訪問!25年の歴史を持つ“日本酒バイブル”の歴史と裏側

「掲載された日本酒は必ず売れる」というほどに、日本酒業界&ファンの間で熱い信頼を持つ『dancyu』日本酒特集。dancyuに取材されたい! という人は多いのですが、私は当然「dancyuを取材したい!」派なので、お話を聞いてきました。

取材される側は初めてだといいつつ、快く引き受けてくださった編集部の藤岡さん&里見さんに心より感謝です。やはり紙の雑誌はすごい。お二人とも女性ですが、精神的・身体的にパワフルでなければ成し遂げられないお仕事だなとつくづく感じます。

かく言う私も元は紙の本に憧れてこの業界に足を突っ込んでいるので、最近はすっかりWEBばかりになりましたが、やっぱり紙っていいなぁと懐かしい気持ちになりました。今年で25周年を迎えた老舗日本酒特集。我々も後に続けるよう、背筋を伸ばして参ります。

缶、小瓶、パウチ。新規ビジネスの仕掛け人4名に聞く:小容量化する日本酒 (2/2)

小容量化する日本酒の後編は、新型コロナウイルス感染症が拡大した2020年以降に増えた新規ビジネス4社のインタビュー。

ICHI-GO-CAN®きょうの日本酒SAKEPOSTHITOMAKUの4ブランドを取材しています。あまり意図したつもりはなかったのですが、パッケージが缶2タイプ・瓶・パウチと見事に分かれました。

コロナ禍のころは小容量ビジネスどんどん増えているなぁという印象でしたが、このタイミングで振り返ると撤退した事業も多く、今もなお続いている企業のお話からは、「ただ小さければ良い」というわけではないことが伝わってきます。ぜひ、前編と合わせてご覧ください!

なぜ今、小さい日本酒が求められているのか?:小容量化する日本酒 (1/2)

編集スタッフとしても関わっているSAKE Streetにて、大特集記事を担当しています。今回のテーマは「小容量化する日本酒」。前編では、そもそもなぜ一升瓶や四合瓶が定着したのか、そしてなぜ今小容量なのか? といった概要をお話しています。

今回、「白鹿記念酒造博物館(酒ミュージアム)」の学芸員・大浦さんにご協力をいただき、明治期の酒瓶のサイズについて調査していただいたのですが、大浦さんのご専門は「帳面」を読み解くというもの。「帳面は客観的な数値だから嘘をつかない。2社間のやり取りが書かれるので物語がある」というロマンを持つ方で、本記事での分析も唸らされるものがありました。学芸員ってカッコいい!

ちなみに後編では小容量ビジネスに取り組む4社をインタビューします。こちらもお楽しみに!

ミシュラン三つ星の名店が認めた「酔鯨」の食中酒としての完成度─プレミアム純米大吟醸シリーズを「日本料理 龍吟」支配人が飲み比べ

我が愛飲酒のひとつ、酔鯨さんのPR記事です。「日本料理 龍吟」さん、有名店ながら初めて伺いましたが、覚えがあると思ったらJALのファーストクラスのメニューを監修されていたことがあったよう。

酔鯨の高級ラインはもっと値段を上げてもいい、という話には納得しました。プレミアムラインと日常酒ラインを作っている同社ですが、前者もまだまだリーズナブル。龍吟さんで最もよく出るのは10万円台のお酒だというので(原価3000円くらい)、ぜひ強気でチャレンジしていただきたいものです。

アウトドア企業「パタゴニア」が寺田本家・仁井田本家とともに日本酒を造る—自然酒を通して守る地球の未来

パタゴニア プロビジョンズのPR記事を執筆しました。基本的にPR記事はSAKETIMESさんだけお受けしているんですが、お話が聞きたかった人の記事を執筆させていただけるのでありがたいです。

サステナビリティという観点から、日本の小さな酒蔵の日本酒が世界的企業と結びつくというのは夢のあるお話だなと思います。寺田本家さんと仁井田本家さんはどちらも好きな酒蔵ですが、選ばれたのにも納得。今後、ほかの蔵とのコラボレーションもあるのか楽しみです。