外でお酒が飲めない日々が続く。とかく、飲酒と感染症は相性が悪い。感染症対策の筆頭はマスクを着けることだが、食べたり飲んだりするときには外さなくてはならない。加えて、お酒を飲むと、意図せず声が大きくなる。しらふの状態で、お酒を飲んでいる人のそばにいて、自分も酔っているときはこんなに声を張りあげているのかもしれない、とゾッとしたことが何度かある。
こうしたリスクを抑えるために、行政はくりかえし、飲食店の時間短縮およびアルコール提供の禁止を行ってきた。反発は多い。飲食・酒類業界の経営不振を心配する声だけではなく、「我々の楽しみを奪わないでほしい」という飲み手側の声も多く聞かれる。