「獺祭はうまくいっていない」—旭酒造 桜井会長が語る「獺祭」の現状と未来

獺祭の2024年度の売上が195億円。Clear代表・生駒さんがこちらに衝撃を受け、ニューヨークへ飛び、同社の桜井博志会長にインタビューをしてきたものを、記事化させていただきました。

記事化していない部分も含めてお話を聞かせてもらえるのがこの仕事の醍醐味ですね。以下、グッときた桜井会長の言葉を引用しておきます。

生駒:とはいっても、売上の年間目標みたいなものはあるんですよね?

桜井:そんなもの、考えたこともないですよ。

桜井:(中略)希少性を売り物にするのは酒蔵の都合でしょう。それは販売自体が目的化してしまっている。欲が最初に出てしまうと、ビジネスは成功しないですよ。

桜井:(中略)私が日本酒業界に入った1973年には3,300社もの酒蔵がありましたが、売上で見ると、他業種でいえば数十社程度の市場規模しかない。
そう考えると、現在は1,200社ほどに減少していますが、激烈な淘汰はまだ起きていないんですよね。新規参入も起きていないけれど、淘汰もされていない。これが一番のネックじゃないかと思います。

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