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カネとナカタと日本酒と 〜その愛が、酒を殺してしまわぬように〜

中田英寿が話題である。日本酒ファンのあいだで。
この記事が公表されてからのことだ。

元サッカー日本代表・中田英寿氏は現在、日本酒を世界に発信すべく、さまざまな取り組みをおこなっている。
そのプロジェクトの中で、彼がプロデュースしたオーダーメイド冷蔵庫「MIYABINO」。
これが297万5000円(組子オプション付360万円)と高額であるがゆえ、ある一定数のひとびとの気持ちに火がついてしまった。
簡単に言えば、「中田氏は日本酒を使ってお金を儲けようとしているのではないのか?」と疑ってしまっている、ということだ。

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日本酒は誰のもの〜SAKEは「日本酒」を名乗れない!?〜

先日、サンフランシスコで開催されたとある日本酒のプロモーションイベントのお手伝いをしてきた。

会場には、日本からこの日のために渡米した酒造や、アメリカ国内に拠点を持つメーカーが、ブースを構えていた。

そんな中で、こんな会話を耳にした。

「最近は、アメリカでも日本酒の酒造が増えてきているみたいですね」

「ええ。でも、彼らは『日本酒』を名乗れませんから

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日本酒、ジャケ買いしづらい問題

ジャケ買いという言葉がある。

「ジャケット買い」、つまりCDや本などの中身を知らないまま、ジャケット(パッケージ)の印象で選ぶ、という買い方のことだ。

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日本に住んでいたころ、東京でとあるバーのマネジメントを担当し、そこで扱うお酒をセレクトしていた。

日本酒も扱っていたけれど、お店の立地やコンセプトから、メインのお酒はウイスキーを中心とした洋酒だった。(資格を持っているのは日本酒だけだけれど、ウイスキーも同じくらい好きです)

そのときにお世話になっていたのが、大好きな酒販店のひとつ、田中屋(@東京・目白)だ。

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アメリカで 日本酒ぜんぜん 流行ってない【今日の一句】

えらい人たちに怒られてしまうのかもしれない、と思って、いままで書かなかったことがある。米国ロサンゼルスに来て約10ヵ月になるけれど、そろそろいいかぁ、と思うようになってきた。自分が嫌われることよりももっと大切なことがあるんじゃあないか、とも、これくらいで嫌われるならそれはそれで自分以外のものがやばいんじゃないか、とも。

怒られそうなこと、ひとつ目。

アメリカで日本酒はぜんぜん流行っていない。

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