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日米の協力で、SAKEを世界飲料に─八海醸造とBrooklyn Kuraの協業がもたらすもの

SAKETIMESにて、新潟県の八海醸造とニューヨークのBrooklyn Kuraの業務資本提携についてインタビューを行いました。

Brooklyn Kuraはビジネスの知見が鋭く、アメリカ国内でも特に目立つ展開をしている酒蔵なのですが、そこが特定の酒蔵と協力するというニュースには少し驚きました(Brooklyn Kuraはこれまで南部美人などほかの酒蔵ともコミュニケーションしているイメージだったので)。

しかし、お話を聞きながら、どうして今回二社が提携するに至ったのか、そこにある可能性も含めてじっくりと理解できたのがよかったです。Brian&Brandonと久々に話をできたのもうれしかったですね。

海外の酒蔵のサポーターとして、日本の行政機関や国内の酒蔵はもっと彼らと連携していくべきだと思っていましたが、まさにその先例となるエポックメイキングな取り組みだと思っています。英語版も近日公開予定です。

日本産酒類輸出促進コンソーシアム・メルマガ2月号

国税庁主催「日本産酒類輸出促進コンソーシアム」のメルマガ令和3年度2月号が本日配信されます。

2021年の日本産酒類輸出動向を分析しています。まだ12月の速報値が出ていなかったので1〜11月のデータに基づいたものなのですが、読み解き方も合わせて解説しているので、ぜひ応用いただければうれしいです。

WEBサイトをオープンしました

SAKEジャーナリスト・木村咲貴のポートフォリオサイトをオープンしました。

個人活動用の名刺がアメリカで使っていたものしかなかったため、新しいものを作ろうとしたのですが、名刺に情報を盛り込みすぎるのはあまり格好よいとは思えず、詳細を知りたい方はこちら、的に作ったサイトです(それでいいのか?)

わたくしのプロフィールおよびこれまでのお仕事がまとまっております。ブログは現状はnoteで書いた記事のご紹介。今後、お仕事のご案内くらいはさせていただくかと思います。

お仕事のご相談についてはContactをご参照ください。

The portfolio site of Sake journalist, Saki Kimura, is now open.

The idea for this website came from my attempt to make my business card. I didn’t think it would be cool to put too much information on a card, so I decided to create a website for those who want to know more about me.

You can find my profile and past work on this site. The blog is currently just an introduction to the articles I’ve written in Japanese blog service “note”. I’ll probably post some information about my work here.

If you are interested in working with me, please see Contact.

酒飲みがノンアル・微アルを飲んでみた──わたしたちは、なぜお酒を飲むのか

外でお酒が飲めない日々が続く。とかく、飲酒と感染症は相性が悪い。感染症対策の筆頭はマスクを着けることだが、食べたり飲んだりするときには外さなくてはならない。加えて、お酒を飲むと、意図せず声が大きくなる。しらふの状態で、お酒を飲んでいる人のそばにいて、自分も酔っているときはこんなに声を張りあげているのかもしれない、とゾッとしたことが何度かある。

こうしたリスクを抑えるために、行政はくりかえし、飲食店の時間短縮およびアルコール提供の禁止を行ってきた。反発は多い。飲食・酒類業界の経営不振を心配する声だけではなく、「我々の楽しみを奪わないでほしい」という飲み手側の声も多く聞かれる。

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「数字の向こう側を見る」──日本産酒類輸出促進コンソーシアムに登壇しました

noteではご無沙汰しております(Twitterでは元気にやっております)。
お知らせの記事を書こうとして頓挫してしまったのですが、昨秋に一時帰国し、結局そのまましばらく日本に滞在することになりました。
とはいえ、やっていることはサンフランシスコにいたときと変わりありません。アメリカから帰ったことで自分の発信する情報のオーセンティシティが失われてしまわないか、と危惧していたのですが、幸いにしていろいろな方にお声がけいただき、楽しく忙しく日々を送らせていただいております。

その中のひとつとして、先日、国税庁の主催する「日本産酒類輸出促進コンソーシアム」に登壇し、アメリカへの輸出プロモーションについてお話させていただきました。

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【雑記&レポ】来日しています

実はちょっと前から、米サンフランシスコより帰国しております。
すでに2週間の外出自粛期間は終了しており、そろそろよいかなということで公言。
せっかくなので帰国時の状況などを軽くレポートしようかなと思います。
(雑記なのでいつもよりも書き方がかなりラフ、かつところどころ関西弁になることをご容赦ください/神戸育ち)

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「世界中でSAKEが飲まれる」とはどういうことか?──Arizona Sakeの場合

新型コロナウイルスにより各州でロックダウンが施行され、アメリカにおけるSAKEのシーンが変化しつつあることを予感した3月中旬、脳裏に過ぎったのは昨11月、取材に訪れたアリゾナ州ホルブルック「Arizona Sake」創設者・櫻井厚夫さんの言葉だった。

「たとえ世界が終わりを迎えても、僕はSAKEを造ることができるんですよ」

空港のある(といっても極めて小さい)フラッグスタッフと、櫻井さんの住む人口5000人の町・ホルブルックをつなぐ州間高速道路40号線(I-40)を走りながら、冗談まじりに語るその横顔を見つめる。

ここへ来たことを、感謝された──簡単なことだ、飛行機に乗っただけ。それでも櫻井さんの口ぶりからは、「今度行きますね!」といって一向に訪れはしない人々が、これまでに何人もいたことを想像できた。

「基本的に引きこもりなんですけどね」、わたしは応える。「でもSAKEがあるならどこへだって行くんです。SAKEだけが、わたしをここに連れてくる」

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ワインになるのか、ビールになるのか──アメリカの酒文化に学ぶSAKEの未来

SAKE Streetという日本酒/SAKEメディアにて、「アメリカの酒文化に学ぶSAKEの未来」という前後編の記事を寄稿させていただきました。

前編は、アメリカでSAKEを造るクラフト・ブルワリーが増えている背景と、アメリカSAKEの未来について。「アメリカSAKE、クオリティ的にはまだまだ日本に敵わないかもしれないけど、ビジネス面では超優れてるし、甘く見てるとすぐ追い抜かされちゃいますぜ(意訳)」みたいな話をしています。

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