日本産酒類輸出促進コンソーシアム・メルマガR4年6月号

6月のメルマガでは、「いまさら聞けない海外輸出の基礎知識②国ごとの流通の違いを教えて!」というタイトルで執筆しております。

わたしはアメリカの流通をメインで扱っているのですが、セミナーに参加する方々からの質問やリアクションを見ていると、「アジアやヨーロッパなど他の国ではできるけど、アメリカではできないこと」がまだまだ知られていないのだなぁと痛感させられることしばしばです。

世界は広く、国や地域によって法制度や商習慣は異なります。それを知らずに、ほかの国と同じようにやってしまうと、思わぬ失敗をしてしまうことも。そんなエラーを防げるよう、必要な情報をじっくりお伝えしていきたいです。

SAKETIMESさんにインタビューしていただきました

いつもはインタビューする側なので、インタビューされるとドギマギしてしまいますね。

ものすごく丁寧に取材・執筆していただきまして(なにせ、質問リストにわたしの年表が書かれていたくらいなので)、友人曰く“強めの履歴書”のような記事になっております。お師匠さんこと、大好きな地酒みゆきやさんとのエピソードを入れていただけたのが特にうれしかったなぁ。

それにしても、話しながら「あ、だから◯◯したんですね」「いや、実はそこに別の展開がありまして……」と単純に説明できず、かといってかいつまんでしまうこともできずというところが多く、インタビュアのみなさまにはご迷惑をおかけしました。あっち行ったりこっち行ったりの人生ですが、お酒が好きで、世界を変えたくて生きてる、という軸はブレてないですし、だからこそ逆になんでも挑戦できるのだと思っております。

杜氏制から社員一丸の酒造りへ— 山の壽酒造(福岡県)が目指すのは、ひとくちでわかる独創的な味わい

4MMPなど、従来の日本酒業界で「オフフレーバー」とみなされてきた味わいを敢えて出すことで、新しい日本酒の可能性にチャレンジする福岡県・山の壽酒造。気になっていた蔵でしたが、SAKETIMESでインタビューさせていただけました。

かつての「山の壽」から変わったのは、社内の体制が変わったから。現蔵元の片山さんに代替わりしてから、先代まで続いていた杜氏制を社員制へと切り替えました。これによって、片山さん自身が“ひとりの蔵人”としてフラットに酒造りに関わっているのがユニークなところだなと思います。

記事には書けませんでしたが。山の壽のみなさんは、一人ひとりキャラ立ちしていて、日常の交流の様子をお聞きするだけでとても楽しかったです。みんなで和気藹々と造られたお酒って飲み手としてもうれしいですね。

Passion is Contagious: A Sake Educator on Sharing the Joy of Sake with the World

SAKETIMES International published my interview article with a sake educator Natsuki Kikuya, translated by D. W. Lanark.

LINK: Passion is Contagious: A Sake Educator on Sharing the Joy of Sake with the World

I am honored to be able to interview her and share it in English, as she is a veteran and respected promoter of sake around the world.

日本酒業界の商慣習「桶買い・桶売り」は本当に悪なのか?―「剣菱」と「楽の世」の関係性からみえたパートナーシップ

SAKETIMES編集長の小池さんから「桶買い・桶売りについて、剣菱酒造と桶売り元の酒蔵さんの対談をおこないたい」というリクエストがあったときは、同媒体にしてはずいぶん攻めたテーマだなと思ったのですが(そういうジャーナリスティックなことをやるのはSAKE Streetというイメージでした)、剣菱酒造の白樫社長とおつなぎし、それなら「楽の世」の蔵元さんがよいだろうということで、このような場を設けていただきました。

白樫さんとお話していたとき、いろいろな桶売り元の候補酒蔵が出たのですが(どの酒蔵さんも名前をよく知っているところばかりです)、記事が公開されて改めて、「楽の世」の村瀬さんにお話を聞いてよかったなぁと思いました。実は最後のコメントは、一度原稿確認をお願いしたときに、「言いそびれたのですが」と村瀬さんが送ってくださったメッセージなんです。

それも含めてですが、いままで避けられてきた話題について惜しみなくご知見・ご意見をシェアしてくれたお二人の優しさや湿度ある関係性こそが伝わればいいな、と思って執筆させていただきました。

たくさんの方から、それも好反応ばかりいただけてびっくり&うれしいです。剣菱はわたしのいちばん大好きな酒蔵ですし、白樫さん、村瀬さんお二人のお人柄あってこそできた記事。桶買い・桶売りの歴史を伝えるとともに、「剣菱と楽の世を飲んでみたい」という気持ちを引き起こせる記事になったのであれば幸いです。

フルーツやハーブなどの「副原料」を活かした酒造り—福岡県の街中にある醸造所「LIBROM Craft Sake Brewery」

福岡県にオープンしたSAKE醸造所・LIBROMさんのインタビューが公開されました。

日本国内で清酒(日本酒)醸造所が新規参入できないもので、その造りをベースとする「SAKE」を造るスタートアップ事業が増えているのですが、“搾らない”ことで法に倣う「どぶろく」を造るところが多いんです。

そんな中で、あくまで澄んだお酒を造るため、フルーツやハーブを副原料にするLIBROM。

日本酒ベースのリキュールみたいな感じかしらと思ったら全然違う。日本酒の香りってフルーティなものが多いですけど、それが増幅されるような感じなんですよ。期待以上に美味しくてびっくりしました。もっとたくさんの人に飲まれてほしいなぁ!

そして創設者のお二人はもともとイタリアに醸造所をオープンしたかったけれどコロナで中断したという経緯があります。夢の海外進出がなるべくすぐに叶いますように。もちろん、そのときは海外SAKE推しとして真っ先に取材させていただきたいです!

日本産酒類輸出促進コンソーシアム・メルマガR4年5月号

今年度も引き続き国税庁主催「日本産酒類輸出促進コンソーシアム」のメールマガジンを担当することになりました。

第1弾となる5月配信号では、「いまさら聞けない海外輸出の基礎知識①現地に届くまでにどれくらいかかるの?」というタイトルで執筆しております。

これから日本産酒類の輸出にチャレンジしたいという方にお役立ていただける内容にできるよう、がんばってまいります!

高知県・酔鯨酒造のふたつの酒蔵「長浜蔵」「土佐蔵」を取材しました

高知県の酔鯨酒造さんのふたつの酒蔵を取材した記事が、SAKETIMESにて公開されました。

創業時から酔鯨の定番ラインナップを支える長浜蔵と、2018年にオープンし、プレミアム商品を生産する土佐蔵それぞれの魅力を伝えるA面・B面的な記事になっています。

最近はプレミアム商品に力を入れる蔵も増えていますが、酔鯨さんは「定番あってこその高価格帯商品」と、両方をバランスよく生産しているのが素晴らしいですね。コロナ禍に於いても売上を伸ばしているのが、その戦略の正しさの証ではないでしょうか。

長らくiPhone12 miniを使っていますが、取材時に初めて広角機能があることを知りました(笑)。編集者さんがカメラマンとして同行しているのですが、珍しくわたくしが撮影した写真がたくさん使われています!

小学館「@DIME」のインタビューに協力しました

小学館のWEBメディア「@DIME」にて、「海外の蔵で作った日本酒「SAKE」が世界中で大ブームを巻き起こしている理由」という記事でインタビューを受け、いくつかコメントしております。

こういう大手出版社のメディアが海外SAKEに注目してくれるというのはうれしいことですね。海外SAKEはいいぞ!

北米に“本物のSAKE文化”を根付かせる—アメリカ・バージニア州のSAKE醸造所「North American Sake Brewery」

アメリカの酒蔵をインタビューし続けているわたしですが、しょっちゅう名前が出てくるものだから気になっていたのがAndrew Centofante。米バージニア州「North American Sake Brewery」の創業者であり、アメリカの酒蔵による同業組合SBANAの創業者のひとりでもあります。

English Version (Written by Jim Rion):

酒蔵はライバル同士なので、なかなかお互いの情報をシェアしにくいこともあるのですが、Andrewの素敵なところはみんなでレベルアップするためにみんなをつなげようとしてくれるところ。次回、アメリカを訪問する際は絶対に訪れたい酒蔵です。