国税庁主催の日本産酒類輸出促進コンソーシアム、3月分が配信されました。
12月、1月分にてアメリカと香港における現地セールスのポイントを解説しましたが、今回はGalerie K Paris・宮川圭一郎さんにフランスについてご執筆いただいています。フランスがヨーロッパの中でも日本産酒類の売上を多く伸ばしているのは同社あってこそ。ご登録の方はぜひご一読ください。
国税庁主催の日本産酒類輸出促進コンソーシアム、3月分が配信されました。
12月、1月分にてアメリカと香港における現地セールスのポイントを解説しましたが、今回はGalerie K Paris・宮川圭一郎さんにフランスについてご執筆いただいています。フランスがヨーロッパの中でも日本産酒類の売上を多く伸ばしているのは同社あってこそ。ご登録の方はぜひご一読ください。
SAKETIMESの「日本酒とサステナビリティ」というシリーズの中で、「手取川」や「吉田蔵」の銘柄で知られる石川県・吉田酒造店にインタビューしました。
アメリカで日本酒を販売していたころ、吉田酒造店は映画「Birth of Sake」の影響で一躍人気銘柄となっていました。それだけに、代表・吉田泰之さんの「海外輸出はそこまで広げるつもりはない。地元で造って地元で消費されるのが理想」という言葉には考えさせられるものがありました。
冷蔵流通があたりまえのようになった現代の中で、持続可能性に疑義を呈する酒蔵の取り組み、ぜひ、一読のうえ考えていただければ幸いです。
新潟県・福島潟のほとりにこの春オープンする醸造所「LAGOON BREWERY」の代表・田中洋介さんにインタビューしました。
日本では日本酒の製造免許の新規交付がされておらず、酒蔵を造りたい人が新たに事業に参入するのは難しかったのですが、最近、法的には「日本酒」と呼べないながらもその製法をベースとした「SAKE」を造る醸造所が次々生まれています。
しかし田中さんのおもしろいところは、もともと老舗酒蔵(同じ新潟県の今代司酒造)の社長だったというところ。「なんでわざわざ?」と思わされましたし、そういう感想を持つ人は少なくないようです。
記事では「なんでわざわざ?」の理由に迫っておりますので、ぜひご一読くださいませ。お酒、飲めるのが楽しみだな〜。
SAKETIMESにて、2000年生まれの気鋭の起業家・松家優(まつや すぐる)さんのインタビュー記事が公開されました。
日本酒はファンのコミュニティが濃くなりがちで(地酒として地域の人々に愛されてきたような文化性も影響しているのかな)、「日本酒を飲んだことがない層」にアプローチしづらいという課題があります。Whitedropが挑むのは、ギフト市場。確かに一般的な日本酒って、人にプレゼントするにはリーズナブルすぎるんですよね。
お話をしながら、優くんは感性でひらめいたアイデアを他者を説得するロジックで再構築する天才だなと感じました。これからの展開が楽しみです!
The English version of SAKETIMES published an interview about the partnership between Hakkaisan Brewery and Brooklyn Kura.
As a passionate supporter of international sake breweries, it was a great honor to be able to interview both of them at the same time.
I believe that this event will have a great impact not only on these two companies, but on the future of sake breweries in the world. Looking forward to their future developments!
現在、兵庫県西宮市の白鹿記念酒造博物館で開催されている展示「酒からSAKEへ」を通して、日本酒の海外進出の歴史を追うレポートが公開されました。
海外流通・現地醸造を専門としているわたしにとって垂涎もののテーマでしたが、一部屋のコンパクトな展示ながら、密度が濃くて素晴らしい。海外流通についてはデータがきちんとまとまって/残っていないケースが多く、これだけ調べ/集めることがどれだけ難しいかを実感しているので、ただただ「学芸員」のお仕事を尊敬しました。
当記念館は、日本酒蔵が所有する資料館としては珍しく、博物館の専門職である学芸員を雇用しています。担当の大浦さんは学生時代に帳面(お金の記録)を読み解くご研究をされていたそうで、「帳面にはストーリーが詰まっている」といったことをおっしゃっていたのが印象的でした。二者間のお金のやりとりが主観などを混えずに残されているため、どんな情報よりも客観的なんですね。最近、確定申告で領収書の整理をしながら「あ、これはあのときの……」としんみりしていたのでなんとなくわかる気がします。
このレポートにも割としっかりまとまってはいるのですが、個人的には、機会があれば期間中にぜひ現地を訪れていただきたいものです。というのも、やはりこれだけ資料的価値の高いものにはきちんと課金されてほしい……というのがあるので(笑)こうしたお仕事がきちんと評価され、これからさらなる研究が進むためにも、ぜひその価値を認めていただきたいものです。
SAKE Street さんにて、「SAKEの世界化時代に向けた提言」と題した前後編の連載が公開されました。
前編「世界で増え続けるSAKE醸造所と、そこにある課題」:https://sakestreet.com/ja/media/toward-the-worlds-sake-era-1
後編「日本酒を世界酒にするために、日本がすべきこと」:https://sakestreet.com/ja/media/toward-the-worlds-sake-era-2
現在、日本酒が世界で親しまれるとともに、「SAKE」を造る現地醸造所が各国に増えています。しかし、日本国外で清酒を造るのはとても課題の多いことであり、日本はまだそれに対して協力的であるとはいえません。
海外の酒蔵は、日本酒が広まる(輸出を劇的に増やす)ための強い味方となってくれます。逆にその重要性を理解しなければ、日本の日本酒の立場は危うくさえなり得るかもしれない。
今回の記事は、日本の民間企業だけではなく、行政機関が海外の酒蔵の重要性を理解し、そのために意識を切り替え、行動すべきだという想いを込めて書きました。なんやかんやで初校よりはオブラートに包みましたが、ぶっちゃけた&突っ込んだアツい記事になっています。ぜひご一読ください!
SAKETIMESにて、新潟県の八海醸造とニューヨークのBrooklyn Kuraの業務資本提携についてインタビューを行いました。
Brooklyn Kuraはビジネスの知見が鋭く、アメリカ国内でも特に目立つ展開をしている酒蔵なのですが、そこが特定の酒蔵と協力するというニュースには少し驚きました(Brooklyn Kuraはこれまで南部美人などほかの酒蔵ともコミュニケーションしているイメージだったので)。
しかし、お話を聞きながら、どうして今回二社が提携するに至ったのか、そこにある可能性も含めてじっくりと理解できたのがよかったです。Brian&Brandonと久々に話をできたのもうれしかったですね。
海外の酒蔵のサポーターとして、日本の行政機関や国内の酒蔵はもっと彼らと連携していくべきだと思っていましたが、まさにその先例となるエポックメイキングな取り組みだと思っています。英語版も近日公開予定です。
国税庁主催「日本産酒類輸出促進コンソーシアム」のメルマガ令和3年度2月号が本日配信されます。
2021年の日本産酒類輸出動向を分析しています。まだ12月の速報値が出ていなかったので1〜11月のデータに基づいたものなのですが、読み解き方も合わせて解説しているので、ぜひ応用いただければうれしいです。
The interview with Ethical Spirts & Co, which makes gin from sake lees, was published in the International edition of SAKETIMES.
This article is originally written in Japanese, then translated by D. W. Lanark.